日本時間も米国時間も3月22日を通り抜けました。アダマス・サン・ジェルマンが昨年秋頃より言ってきた黙示録の実現である「ヘブンズクロス(Heaven’s Cross)」。

日本時間ではWBCで侍ジャパンが劇的な優勝。このようなマンガみたいな、映画みたいなことが現実に起こるという象徴的な出来事だったと思います。3/22までには、プーチンに逮捕状が出たり、トランプが逮捕されるとSNSで告げて騒動になったり、トルコでの大地震もありましたし、銀行破綻による信用不安拡大なども現在起こっています。
いってみれば、飛行機が着陸するときのような衝撃がありましたが、わたしたちはなんとか安全です。

「ヘブンズクロス」とは、人間の外なる意識が、内なる神性の意識と交差するポイントということができますし、キリスト意識の開花ということもできますし、多次元へアクセスできる扉が開き始めるということもできます。

アダマスは2010年のシャウド(ワークショップ)でも、交差するX点について述べています。
これは、個人の意識が悟りの際に起こることを述べていますが、ヘブンズクロスでは、地球規模・人類規模のレベルで起こるという感じです。
ごく一部の悟りに達したマスターたちが、独力で開いていた扉が、みんなの力でみんなのための扉を開いたというニュアンスが正しいかもしれません。

これによって、すぐさまなにかが起こるわけではありません。そこはいらだたしいかもしれませんね。外の世界は相変わらずですが、見えない領域では壮大なことが行われてきました。見えない領域を感知できない人間たちからすれば、いくらでも疑いや不信をぶつけられるでしょうが、ここで疑いや不信にのめりこむと、個人レベルではまた内なる意識からは離れてしまいます。

わたしたちは、内なる意識と融合するために、魂と手を取り合うために、多くの人間的な幻を除去してきました。たくさんたくさん手放し、たくさんたくさん受容してきました。疑いや不信にのめりこみ、現実世界にはまってしまうと、また目覚めを保留することになります。
現実世界は狂気の世界です。狂気の世界をリアルだと感じれば感じるほど、それは逃れられないものになります。真実の世界は神の粒子に満たされており、神の粒子は、物質を作り、体験できる世界を創っています。神の粒子は、人の意識に呼応して変化します。あなたは、神の粒子を味方に付けることができるのですが、現実世界にはまっていると、現実世界のルールに従って創造されることになります。

ですから、リラックスして、受け入れることが必要なのです。このAllowingは、コロナ禍のなかで特に進行しました。かつては、目覚めに値する意識レベルまで達していた人は5人ほどでしたが、2020年に1000人を超えたといいます。(ぼく自身は2020年9月4日に達しました)その数は更に増えて、地球上に人間の殻を破った意識レベルの人たちが増えたことで、地球レベル・人類レベルでも新しい時代に入れる状態になりました。

人間は寝ている間に、意識が様々なことを行っており、活発なコミュニケーションが行われていますが、ここ数年は、内なる意識の仕事がかなり活発で、表の人間意識は様々な制限を課されました。制限というと言い方が悪いですが、とても静かになり、人間的な活動がかなり抑えられました。ぼく自身もコロナ禍の間に、ベンチに座ってただ在る、ということをよくしていました。仕事に対する気力は起きず、情熱はなくなり、全てが力をなくしていくような感じでした。
このことに関して、ぼくとしては、わけのわからないことでした。疑いも不安もなく、神の粒子も認識でき、全てを知っている状態なのに、なにもかもが0に近づいていくような感じです。
2010年頃のアダマスが話す個人のXポイントの話のなかでも、Xに近づくに従って、そうなるということは知っていましたが、いつまでそれが続くのかもわからず、その状態が正しいあるべきことなのか、それともまだなにか手放すべきものが残っているのか、誰も教えてはくれませんでした。

ヘブンズクロスで、アダマスが、内なる意識つまり魂の、見えない領域での仕事の説明をしてくれました。それによって、いくらか腑に落ち、安心しましたが、自分の中でも「自分は悪くない、これは正しいプロセスだ」と思えるようになっていました。
ぼくからすれば、全てを手に入れるためにあらゆることをやってきたのに、どんどん0になって、失われていくわけです。なにをやっても、発展しなくなり、どんどん消されていくような感じです。イェシュアのいうこと、ラムサのいうこと、サン・ジェルマンのいうことを、ここまで知り、自分の体験からも発見し、実践できていて、一体なぜ? と、また疑問や不安に戻りそうな時もありました。

今思えば、内なる意識は、地球レベル・人類レベルの扉を開くために、とにかく力を注いでいて、人間サイドに力を注げない状態だったのだと思います。人間サイドが活気づいてしまうと、そっちに力をもっていかれるので、あらゆるものを減退させる作戦に出ていたのです。
これが、アダマスやトバイアスが「悟りは残酷」だという理由です。悟りに達する人は、仕事を失い、パートナーを失い、財産を失い、家は燃え、散々な目に遭うということを昔からいっていました。
ちなみに、アダマスが3/22にドキュメンタリー映画「Rude Awakening(乱暴な目覚め)」を無料公開するようにいったのは、わたしたちにそうしたことを思い出させるためでしょう。

内なる意識が、魂が、仕事を終えました。やりきったのです。ぼくサイドからはなにもわかりませんが、アダマスの言葉を信じるならそうです。見えない世界に移行したマスターも、人間世界にいるマスターも、皆が力を合わせて取り組んできた大仕事が終わったのです。あとは、扉は、徐々に広がっていくでしょう。

ぼくとしては、ようやく、人間生活に心置きなく集中できるので、嬉しいものです。なんたって、あらゆることを制限・抑制・阻止されてきたような人生でしたから。ここ数年は特に特に顕著でした。
今は、少し感覚が甦ってきています。胸の中が温かく、少しばかりやる気が出てきています。
心置きなく、人間生活ができるなら、なにをしたいでしょうか? やっぱり、これまでやってきたこと、演劇や教えることや、子どもの教育、ビジネスや投資とかですかね。

これまで、見えない領域では、内なる意識が大いなる仕事をしてきて、現実世界の領域では、外なる意識が悟りのプロセスを辛抱強く歩んできました。どちらも仕事が完了し、融合する時だと思います。これまでは別々でした。今こそ一緒になる時です。
そして、人間の肉体も、新しい生き方のために変えていく必要があります。ライトボディと呼ばれるものです。今、そうした変化も水面下で起こっていることでしょう。
感覚も鋭敏に広がっていくといいますが、桜の香りがこんなにするんだなぁと新しい発見をしています。

今、まだ目覚めていない人たちも、目覚めやすい時代になりました。境界線の間に扉ができたからです。しかし、皮肉にも境界線は強く浮かび上がっています。現実世界の狂気にどんどんフォーカスしてしまう人と、内なる美や神性にフォーカスする人と、ちょっとした二極化が進んでいます。現実世界としては、まだまだ戦争や飢餓、物価高騰など問題続きだと思います。しかし、そうしたものも野放しにはならないでしょう。少しずつ、愛が染み渡っていくのだと思います。

ヘブンズクロスはキリストの再臨です。それは、キリスト意識を開花させる者たちが、地上にたくさん現れることを指します。今は一部の、先を歩く人たちの話ですが、その後に大勢の人たちが続いています。増えれば増えるほど、世界は変わり、世界が変わるほど増えていきます。