人間の三段階欲求

人の行動に対する欲求は三段階があるなと思います。
これを「活動欲求」「持続欲求」「休息欲求」と名付けましょう。

「活動欲求」の状態は、
なにか行動化したい、行動していないと不安だという状態で、常に乾いています。

本人はそれほどストレスを自覚していないことも多く、
たくさん残業し、たくさん交流会に行き、たくさん買い物をし、
いつも楽しそうにして、成功者っぽく見える人も意外にもこの欲求にとどまっています。

常に乾いているからこそ、常に行動して、なにか結果を出していないと
気が収まらないので、精神は危うさをはらんでいます。
そして、活動的で成功者っぽくっても、実際は周囲の人から煙たがられていることもありえます。

 

「持続欲求」の状態は理想的です。
「今に在る」状態であり、今している行動が楽しくて、もっと続けたいと思っているか、
続けたい・やめたいなどの思考も浮かばず没頭しています。
欲求は即座に行動へのエネルギーに変換されているのでストレスがありません。

内的なエネルギーがあふれ出していて、爽快感や充足感に満ちています。
この状態の時、過去や未来はほとんど関係ありません。
過去に囚われることなく、未来のために結果を出そうと焦ることもないのです。

「フロー」や「ゾーン」はこの状態です。

 

「休息欲求」の状態は、
行動ばかりやりすぎて、疲れ切っている状態です。
精神的にも身体的にも限界が来ていて、心と体のバランスは崩れ、機能が低下しています。

明らかに本人がストレスを感じ取れるレベルで、周囲の人も心配するほど疲れが身体に出ています。
無理矢理仕事をやらされていたり、過酷なプレッシャーの中で仕事をさせられているとき、
すぐにこの状態になります。

 

目指すは「持続欲求」です。
しかし、たいていの人は、自分の願望を実現するために満たされない思いを抱えており、活動欲求を持っています。
自分のやりたいことができていない人は多く、毎日をやりたくないことで埋めているため、休息欲求も持っています。
ということで、ほとんどの人は持続欲求に浸ることができません。

どうすればよいのでしょうか?

結果への過度の期待をやめましょう。
流れに任せましょう。
あるがままを愛しましょう。
心の状態を気にかけましょう。
お金のためや生活のために行動するのをやめましょう。
誰かのために、人や世の中に影響を与える行動を選びましょう。
仮眠を取りましょう。
瞑想を取り入れましょう。
自然に触れましょう。
価値判断をやめましょう。
行動そのものを味わってみましょう。
時には活動の広がりを感じてワクワクしましょう。

やれることはたくさんあります。

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