思考は人間生活にとって有益であるとともに、エゴの温床ともなります。
多くの人は、自分の脳がつくりだしている思考を自分そのものだと思っています
思考の中にアイデンティティがあります。

とはいえ、この思考というやつは、無駄話ばかりしています
無意味なことを延々と喋っている厄介な脳の機能で、
そんな無駄話生成機能を、自分そのものだと勘違いしていてよいのでしょうか?

街に出て、周りを見渡してみて下さい。
無数の思考が歩いています。
そのとき限りの無駄話をしながら、移動しています。
肉体を連れて、思考が移動しています。

そんな見方をしたら、「思考ってなんなんだろう、こいつ」と思うのです。

 

思考を観察したという話をメルマガかなんかでしたと思います。
すると、まぁ、意味のないことを繰り返し話しているし、
すぐに違うことに飛び移るし、音楽を繰り返し奏でるし、
面倒くさいのです。

思考を止めてみる試みもしましたが、
脳がオーバーヒートするみたいです。
思考が基本的な機能なので、止めようとするのはよくないようです。
脈を止めようとするのと同じで、身体によくありません。

ただし、観察していると、勝手に静かになってくれます。

思考の働きが弱くなってくれると、
わたしたちにとってたくさんのメリットがあります。
なぜなら、思考によってわたしたちは願望実現を邪魔しているからです。

思考は願望実現に役立つのですが、無駄話ばかりで支配されたら、
それはマイナス効果です。黙っていてくれたほうが、ソースは力を発揮できます。

ですから、思考を観察して、弱体化させることができたら、
結構願望実現がスムーズになって、うまくいき始めます。

思考ばかりに囚われていることに気づいたら、一息ついて止まってみましょう。
ちょっとした気づきを習慣にして下さい。