清原が覚醒剤所持で逮捕され、ニュースになっています。
この件で、多くの野球関係者らが「残念だ」というコメントをいっていますが、
ぼくには残念だというコメントが残念です。

犯罪を犯したということで、名誉を奪われ、信頼が失墜し、とても気の毒です。
別にステロイドをやってたわけではないので、野球の実績とは関係ないし、
人格とも関係ありません。

彼は引退後、目標がなくなり、やり場のないエネルギーに何年も何年も苦しみ、
クスリに頼るしかなかったのでしょう。おそらく、クスリに手を出したのも、最も心が弱っていた
ときに誰かにそそのかされたからでしょうし、人間底辺で苦しみ喘いでいるときに正しい判断ができるはずもありません。

そして、逃れられない苦しみと、一時的な薬物による安堵の悪循環にはまったわけで、
誰が責められるでしょうか。こんなに苦しんだのに、まだ怒濤の罪悪感を浴びせるのでしょうか。

むしろ、許してあげてほしいです。
辛かったろう、どうすることもできなかったんだろう、と慰みの言葉をかけてほしいです。

 

しかし、この件で、清原は逃れられない悪循環から脱したわけですし、
それによって失ったものは大きいものの、安心感が大きいでしょう。
本人にとっては今や過去の栄光はどうでもいいことでしょう。

とにかく野球がやりたかったそうです。
おそらく、選手としても指導者としても野球ができないのであれば、
早く生まれ変わって野球をやりたいとも考えたことでしょう。
もしかしたら、元ヤンキースの伊良部のように死を選んでいたかもしれません。

 

そんなにすぐに焦って立ち直ろうとしなくていいので、
ゆっくりとクスリの依存から抜け出してほしいです。
そして、なにか打ち込めるものを見つけてくれたらと思います。

 

 

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