エイブラハムの鉄板の教え「いい気分(feeling good)」。
いい気分でいるのに、良くない結果に見舞われるということは随分とありました。
ですから、そのへんの究明は過去に何度もしてきました。

まとめて列挙しましょう。

一つは時間の緩衝体があって、出している波動と、
引き寄せられる出来事にはズレがあるという、まぁ前提条件。これがあります。

また、自分はポジティブになっているつもりでも、
心の中にどこか引っかかっているものがあったり、
信念レベルで引っかかっているというケースもあるでしょう。

それから、ニール・ドナルド・ウォルシュの「対極の法則」。
どでかい素晴らしいものを引き寄せる前は、どでかい困難がやってくるものだ、という説です。

また、ぼくがyoutubeでも語ったことあると思いますけど、
掃除や積み木で解説した、波動が一緒に動くという説です。

 

ものすごい、たくさん研究してきてるでしょ?
引っかかるものは根こそぎ追求してきましたから。

それでも、やっぱり気分が良くても悪いことが起こるということは回避しきれません。
まだ、なにかあるのかなぁ? なんて思っていました。

そしてすんごい根っこにある原因を見つけました。
ここをやっつけてしまえば、もう悪いことは起こりえないのでは?と思います。

それは、ぼくが提唱する「打ち消しの心」の領域になります。
結局、ぼくはエイブラハム流だけではダメで、
奇跡のコースをドッキングさせ、打ち消しの心を発動しないと、
完璧に最高の人生にならないんだなぁと思いました。

 

スティーブ・ジョブズの最後の言葉っていうのが、
ネットで上がっていました。

スティーブ・ジョブズといえば、地位も財産も常人を遥かに凌ぐレベルで引き寄せ、
とてつもなくクリエイティブな偉業を打ち立て、世界中の多くの人に寄与したわけですが、
そんな人でも死の床で、自分の過ちに気づき、後悔するわけです。

それは物質的なものは、なにも天国に持って行けず、
本当に大切なものではなかったという気づきです。

エイブラハムの教えだけだと、なかなかそこまでの気づきに到達しないでしょう。
物質的な世界での楽しみが素晴らしいわけで、それは間違っていないのですが、
それだけではない」ということをやんわりと諭すエイブラハムに対して、
本質的なあるべき姿を手厳しく教え、きっぱりと非物質的な豊かさへ目を向けさせるキリストは、
キリストの教えのほうがハードルは高いけれど、根っこに早く届きます。

 

ぼくも、ここまでの道程、苦労しました。
何度も何度も何度も、学び直して、信念を書き換え、エゴを教化し、
ようやくなにも不安なく、完璧とはいえないけれど物質的なものの呪縛から離れ、
ジョブズが後悔しながら手遅れになった境地に辿り着けたのです。

物質的な成功者の多くが、華やかな人生の裏で苦しんでいます。
たいして幸せでなかったりします。
たくさん与え、たくさんの人のために尽くしている人が豊かになっているといわれますが、
苦しみ、地獄の世界を生きながら、物質的にだけ豊かに生きている人は多いでしょう。

「本当の幸せ」をトコトンまで突き詰めて、純粋にそこに到達するならば、
物質的な豊かさももちろん自然と付随してきます。

ぼくも、成功の尺度を随分と、物質的な豊かさや地位・名誉に置いて生きてきました。
それだと「本当の幸せ」には到達できないのです。