ゴールデンウィークです。
緊急事態宣言なんて意味がないですけどね。人間は一点集中する生き物ですが、他のものが全然見えなくなるし、大多数の意見を正しいと鵜呑みにしたり、常に間違った判断をしているものです。
個人のレベルでも、人間マインドが判断していることは、間違ってばかりです。

ぼくの目下の所のテーマは、「人間から離れる、人間をやめる」ということです。
悟りに達しても、人間らしさ、人間的な考え方、人間的な反応の仕方、というのは残っているもので、
今徹底的に見直すと、絶望的なくらい人間だったな、と思います。

人間マインドは、
人生をコントロールしようとする、賢くなろうとする、成功しようとする、幸せになろうとする、試行錯誤する、善悪判断する、正しいことをしようとする、競争する、計画する、行動する、考える、未来を予測しようとする、過去の経験を参照する、不安になる、疑う、恐れる、悩む……といろいろなことをしています。

おそらく、皆さんは、一体なにが悪いのだろう? と思うでしょう。
ぼくは、これらを、真の自己からくる衝動やアイディア以外は全部捨て去りたいと思っています。
皆さんは、一体なにが残るのだろう? 他になにかあるのか? それは幸せなのか? バカなのじゃないか? なんて思うことでしょう。

特に疑ったり、恐れたりするのは、永遠に置き去りにしたいですね。
人間としてはもうボロボログジュグジュです。
人間単体で幸せになれることはありません。
また、人間マインドが見ている世界はとても限定的で狭いものであり、人間単体でそのほかの可能性に飛び込むことは出来ません。

真の自己の力、神の力が必要です。
そして、その力は既に働いています。
人間が膜を作り、壁を作り、閉ざしてしまっているのです。

ぼくは思考がとても強く、数多の疑問に対する答えを見つけてきました。
でも、真の自己や神の力を存分に流れ込ませて、自分の人生で機能させるためには、
思考の働きが邪魔です。エゴがなにもしなくなり、「私」という存在が体験のみをできるようにならなければいけません。

人間側の役割は、創造を受け入れ、喜びを持って体験することだけです。
けれど、それ以外の役割をあまりにたくさんやり続けてきました。
コントロールセンターからマインドが退き、観察者になっても、まだゴチャゴチャ考えるものです。
まだ疑い、チェックし、調整し、更なる答えを得ようとします。
これも果てがありません。
放棄しなければいけないのです。

そして、
焼け跡から出現する不死鳥のように、
蛹を捨てて飛び立つ蝶のように、
新しく生まれる新芽のように、
古い人間を捨てて、新しい人間になりたいと思います。
神なる人間、Divine Humanへと