信じても信じても、疑問が生まれたり、不安になったりします。
これは例えるなら、高所恐怖症みたいなものです。
安全だとわかっていても、高いところから下を見ると足がすくみます。
安全さを信じていないわけではないのに、恐怖を感じてしまいます。
このように、どうしても過去のデータから反応してしまうのが人間です。
ソースの力、神の力、
心底信じていても、目の前に現れる現象に一喜一憂するものです。
どうすれば、反応せず、疑問や不安を感じずにいられるのでしょうか?
高所恐怖症の場合、高いところに行かなければ、
足がすくんで恐怖を感じることはありません。
しかし、現実世界のなかでは、現実から逃れることは出来ません。
恐くないということに、少しずつ慣れる必要があります。
目の前で、なにかネガティブなことが起こったら、
瞬間的に大きく反応しますが、徐々に落ち着いてくるものです。
そうやって、「大丈夫、恐くないんだよ」と次第に慣れさせることが出来ます。
キリストは「奇跡のコース」のなかで、
「玩具にビックリするようなもの」だと語っています。
玩具に過ぎないことに、私たちはおびえているのです。
ソースの目から見れば、精霊の目から見れば、
本当に玩具に過ぎないことです。
私たちの身の回りに起こっているネガティブなことは、
遊び方を知らなくて、玩具が突然動き出したり、音を立てたりしたようなものです。
このような考え方も、疑問や不安に支配されない、よい方法です。