たまに自己啓発系の人と交流会等で知り合い、
出されている著書のページをアマゾンで見たりします。

そうすると必ずといっていいほど、
「どこにでも書いてある」
「内容が薄い」
「目新しいものがない」
という低評価を目にします。

それは事実そうなのでしょうが、たくさんの自己啓発・スピリチュアル本
を読んできて、そういう感想が多い人は要注意です。

一体、なにを求めているのでしょうか?
なにを探しているのでしょうか?

なぜ、目新しい情報を探ろうとするのでしょうか?

これらの本の内容が似通ってしまうのは、
やはり成功法則・人生哲学には共通項がたくさんあるからです。
もう、そこに答えはたくさんあるわけです。

目新しい情報を探して、ジプシーのようにさまようということは、
何度読んでも、答えをちゃんと受け取っていないということではないでしょうか?
であれば、他を探しても、どうにもなりません。

それよりも自身の体験から学んだ方が良いでしょう。

確かに、著者が儲かるだけの内容が薄い本はたくさんあります。
(本も売れやすくするために、わざとわかりやすく、平易にしているのです)
それは事実であり、欺瞞に満ちた本に憤りを感じるのもわかります。

先日お会いしたT氏のブログを見てみると、
本田健、浅見帆帆子、和田裕美さんと繋がっていることがわかりました。
ベストセラー作家たちです。
そういう系の惹きつける本を出して、成功した人たちであり、
こうしたネットワークを本の売り上げに存分に活かしています。
(人のネットワークなしに、内容だけで売れる本は極めて稀では?)

彼らは、とてもうまい戦略で本を売り、ブランディングをし、彼らの提唱する成功
を体現しているわけですが、読者の一人ひとりはまた状況が異なります。
自分のために、本を読んでいるのです。自分が価値を得るために。

うまい戦略にはまって、「買っちゃった」と後悔するのはしょうがないとして、
では、自分のためになる学びをどこで得るかです。

もしかしたら、本を読みすぎて、知識ばかりの人間になってしまっているかもしれません。
もしかしたら、本を読みすぎて、自分で考えることが出来なくなっているかもしれません。
もしかしたら、本を読みすぎて、自分で体験することがおろそかになっているかもしれません。

他人のことより、自分に目を向けていきましょう。