ぼくは恋愛のカウンセリングもやるのですが、結構客観的になりすぎて、共感が乏しくなりがちです。
あまり当事者の気持ちが理解できていないのかもしれません。
というのも、あまり恋愛に前向きではなかったからです。昔は野心家だったので、時間を奪われるのが嫌でしたし、若い演劇青年にとっては出費もキツかったです。
そして引き寄せの法則と出会ってからも、豊かさや成功については願うものの、恋愛関係で願った記憶が……。まぁ、そのとき出会うべく最高のパートナーと出会ったりしましたが、恋に落ちるという経験はもうないですね。

恋で点火した炎が、無事愛に変わり、相思相愛の状態になるというのは素晴らしいことです。
そして、恋するエネルギーも、愛のエネルギーも、豊かさや成功を追いかけるエネルギーよりも強いのではないでしょうか?

人生を破滅にもさせるし、最高の幸福も与えてくれる、恋愛のパワーはとんでもないなと感じます。
おそらく、愛の炎がパートナー同士に灯ったら、人生のあらゆる他の面でもそのパワーは生かせると思いますし、愛を多くの他者に注ぐこともできるでしょう。
ソースとの繋がり、真の自己との繋がりが最もパワフルだといっても、二人分のソースの繋がりがもたらす愛は巨大でしょうね。

ぼくはまだまだ人生が最高に満足ではありません。嘘偽りなくいえば、結構満足度は低いです。
いろいろんなやりたいことの種まきをして、芽が出てきて、海外で活動したり、新しい教育団体で人に貢献したり、新しいスクールを作ったり、著書の出版が決まったり、いろいろあるんですけど、まだエゴの制限がかかった景色が見えるんですよね。
目覚めた生き方をしていても、もっともっと素晴らしい世界が未体験のままのようです。この、くすぶる不満を解決させ、パワフルな未体験をもたらすものとは、恋愛や結婚なのかもしれないなと、なんだか考えが変わってきました。
キリストのように、あまねく人たちに愛を注ぐ博愛は併せ持ちたいのですが、よく考えれば、エックハルト・トールもウェイン・ダイアーも、ニール・ドナルド・ウォルシュも、エスター・ヒックスもみんな伴侶がいるわけで。

今は経験談で語れないですけど、もし素晴らしいパートナーと愛の炎を燃やすことができるようになったら、どんな変化が現れるのか、お話ししたいと思います。