熊本大地震で大変な被災地に配慮して、
バラエティー番組は自粛すべきかというので、
ホリエモンや尾木ママの話がニュースで取り上げられ、
明石家さんまは、「ホンマに落ち込んでる人に笑いは必要か?」
という疑問とともに落ち込んでいる人を笑わせたいという
気持ちがありながら、実際には批判されることも想定され、
どうすればいいのかなぁといっています。

これについて少しお話ししますと。

笑いはプラスになりますよ。もちろんね。
しかし、彼らのフォーカスはどこに向いているでしょう。
強力に現実の恐怖や不安に向いています。
心の状態は、ソースと離れた、感情のガイダンススケールの最下部になっているわけです。

その状態で、平和的なバラエティー番組やお笑いは、
フォーカスにギャップがあるため、一部の人は強い抵抗感を感じるでしょう。
少しでも、前向きな未来への気持ちがあり、現実への強すぎる恐怖が緩和していれば、
こうした番組は、はやく感情のガイダンススケールを上昇させる手助けになります。

 

立ち直り方、ポジティブな物事へのフォーカスの向き方については
人それぞれホントに違うので、落ち込んでいる人が選択してほしいですね。
そして、誰も感情を逆なでするつもりでバラエティー番組など放映しないので、
そういう他者の思いを感じて、早く恐怖や不安から抜け出し、
心のバランスを整えてほしいと思います。

全国的に自粛ムードにすると、
それはそれで、日本国中の集合意識がマイナスに向かいます。
ほとんどの人は、自分たちの感情がどれだけ関わっているかわかっていませんが、
日本国中の人々がネガティブになれば、その引き寄せ力はとても強いものです。

出来れば、日本国中の人々がもっと明るくなってほしいところです。
その方が、回復も早いし、更なる災害を引き寄せずに済みます。

ただし、無理に明るく振る舞っても、感情を抑圧させるだけ。
出てきてしまった不安や恐怖や心配や絶望は、無理に押さえ込まず、
放出させるべきです。

バラエティー番組やお笑い、スポーツでのがんばりは、
引き寄せの作用点を変えさせる力を持っているので、
抵抗感を感じる人は、まずはマイナスの感情を放出させ、
気持ちが軽くなる人は、TVやスポーツなどから元気を得てほしいと思います。