エイブラハムが「抵抗」といっている、願望実現を邪魔する人間的な汚れや覆いは、みなさんが想像する以上に根深いです。
「ちょっと感情に気をつけて、抵抗をなくそう」というレベルのものがエイブラハムがいっているもののイメージでしょうが、実際は脳の記憶にビッシリとこびりつき、何重もの網を張り、腐らせ、壁を作り、すさまじいレベルで邪魔しています。

内なる神外なる神があります。
内なる神はConsciousness(意識)で、外なる神はEnergy(エネルギー)です。
内なる神はDivine Consciousnessで、外なる神はUniversal Consciousnessともいわれます。
まぁ、いろんな呼び方がありますが、
その内と外の間にあるのが、人間であり、マインドであり、エゴです。

内なる意識が、外に投影されれば、体験する世界はがらりと変わるはずですが、
内なる意識は邪魔によって遮られ、人間のマインドが投影されっぱなしです。
それは、とても制限されていて、可能性を閉ざしていますし、
惨めで、矮小で、無力感や不足感ばかりです。

だから、打ち消しの心が大切で、
人間の部分を消していかなくてはいけません。
人間の部分を消すからといって、人間でなくなるわけでも、
つまらない聖人っぽくなるわけでもありません。

単に内なる神と外なる神の通り道がクリアになり
より壮大なレベルで願望実現と創造ができるということです。

この人間部分を消していくことが、本当に本当に大変なことに思います。
一部の人は、既にマスターになっています。既に悟りに達しています。
しかし、それすらも、まだ外の世界へと通過されきっていません。

マスターの生き方を通して、人間部分を更に消していって、
神と神のダンスの輪の中に入るのです。
それが神のマインドと呼ばれるものであり、
神と手を取り合って生きるということです。

人間を打ち消してから見える性質はなんでしょうか?
それは、自信であり、喜びであり、幸福であり、
なんでも望むものを手に入れられる解放感です。

たくさん邪魔ものがこびりつき、壁や覆いはありますが、
それらは古くて価値も意味もない幻に過ぎません。
そこにパワー注いでいるのは人間です。
パワーを注がなくなれば、スムーズに剥がれ落ちることでしょう。

強く意識を持つ必要があります。
主権を持つ「私」という人間のマインドは、
悪いところばかりではありません。
洗脳され、プログラミングされ、本当の性質を忘れてしまっているだけです。
思い出して、偉大さを回復させるのです。

人間の古びた覆いよ、消え去れ
人間の古びた壁よ、砕け散れ

あなたはそう指令を送ることができます。

悪魔と神の闘いのようなものがずっと続いていますが、
そのどちらも自分自身です。
自分自身の中にすべてあります。
これ以上悪魔にパワー持たせず、静かにさせておきなさい。
神の復権が急務です。
強い意志を持ちましょう。