神の手

目覚めにはプロセスがあって、その過程で非常に大きな気づきを得たときを、
ぼくは個人的に「悟り」と呼んでいて、それはこれまでに7つありました。
本当に最後となる八番目の悟りは、「全的な打ち消し」となりそうです。
全的な打ち消しとは、完全に降参し、完全にやめ、完全に委ね、完全に受け入れるということです。
どうも、これが最後ですね。
今、ぼくがいる地点がここになります。

7番目の悟りのあと、2年くらい間隔が空いていますが、おそらく「自己の消失」ではと
思ったこともありますが、確かにそのようですね。

もう人間サイドとして、全てをやりました。
いくらか人間サイドのエゴの欲があったんですが、ドラゴンが来て、ぶち壊しました。
悟りというのは、ときにとても残酷です。

マスターは、あらゆる落とし穴に落ち、あらゆることを試し、
あらゆる無力さを知ります
やり尽くしてやり尽くして、遂に白旗を揚げたときが、移行のときです。

ぼくの人間サイドは、それなりに頑張ってきて、それなりに成果を挙げ、
それなりに引き寄せの法則マスターとしても活動の痕跡を残してきました。
まぁ、人間サイドのストーリーに過ぎません。過去世のストーリーと同じです。
様々な体験をして、それらを叡智に注ぎ込みました。
目覚めはどんどんはっきりしていきました。

そして、もう人間サイドですることはありません。
1000もの輪廻転生で、唯一ここまで辿り着いたのですから、
矮小なストーリーを紡いできたぼくであっても、誇らしいものです。
神の手に委ねるまで、よくここまで、辛抱してやってきたと思います。

「奇跡のコース」で、「最後の一歩は神の手によってなされる」ということを聞いていました。
「引き寄せの法則の『その先』へ」の著書のなかで、最終地点に到達し、あと一歩か数歩である
ということを書いたと思うのですが、それから一年、八番目の悟りの到達まで来ました。

もうすることはありません。本当にありません。
人間サイドが邪魔をしないようにと思って、過ごしています。
このコロナの時期は最高によい環境をつくってくれました。
なにもしなくていい時間を与えてくれています。

セント・ジャーメインが8月末までの間に多くの人が悟りに達するといったのもよくわかります。
あと一歩か数歩の人たちにとっては、なにもしなくていい時間は最高にありがたいです。

移行は既に起こっています。
新しい神のエネルギーが流れ込んできています。
ただただ邪魔をしないように、気をつけて、受け入れようとしています。

手術台に上がっていると思っています。
もう、なすすべなしです。委ねるしかありません。
神が失敗することはありません。お任せしましょう。

神とは、真の自分であり、I amです。
私は在る。というか、私こそ世界なので、私が存在しないでなにが存在するというのでしょう。

悟りの完了によって、これまでの輪廻転生の自己とも統合されるでしょう。
肉体は、いわゆるライトボディに変化していくでしょう。
ぼくは見えない世界に移行しませんよ。
肉体を持ったままのアセンションを成し遂げようとしています。

エゴから離れた「私」がそれを眺めています。