これから「心」と「形」の二つの言葉をよく使うと思います。
これがぼくが辿り着いた真実を端的に表す言葉ですから。

 

引き寄せの法則と出会ってからまもなく丸8年。
まったく別人だといっていいほど、あの頃とは変わっています。
こびりついて、覆っていた信念も年々剥がれていき、
今は、水晶のように丸くて曇りがない感じがします。

エイブラハムの引き寄せの法則を徹底的に学んだスタートダッシュ時、
この智慧は1億の価値があると思いました。
現在の境地は100億に勝る価値があると思っています。

(万でも億でも、お金にさして意味はありません。
誰もがイメージできるわかりやすい指標ですのでお金に置き換えてみました。
お金は「形」に過ぎません。)

 

あらゆるものが象徴化されて、「形」として現れています。
しかし、大切なのは「心」であり、源は「心」です。
ソースと繋がっていて、ヴォルテックスを内包する心こそがすべてです。

私たち人間は、あまりに形に惑わされ、形に騙されてきました。
そして、形をこねくり回して、なんとか幸せを見つけようとしてきました。

ずっと違うものを見ているのです。
そこに、真実はなく、そこに本当の幸せはないのです。

エイブラハムやセス、GOD、キリスト、バシャール、
みんないっていることですし、ぼくも十分わかっていたことですが、
伝え聞いてイメージする概念ではなく、はっきりとそれが「見える」ようになりました。

大仰な言い方をすれば「悟り」です。

「形」は偽物であり、虚飾です。
ただの象徴化されたものです。

象徴化されたものをリアルに思っているから、
いつまでも違う場所を探し続けることになるのです。

この世に見えているものは、まさに幻影です。
幻影を信頼し、現実視している以上、
真実の姿は見えません。

釈迦が色即是空、空即是色といったのは、つまりこのことです。

 

キリストがいった「神の王国」は、本当にここに在りました。
常に在りました。
神の王国を覆っている幻想の存在は知っていたし、理解していたし、
何年もその偉大なる智慧を吸収し、浸透し、キリストと同じヴィジョンで見ることを心がけてきました。

「形」という壮大で愛すべきまやかしに気づいたとき、
「心」こそが真実の世界だと気づいたとき、
目の前に神の王国は現れました。

あらゆる点でまったく、同じ世界です。
なのに、天と地が逆さまになったように違う世界なのです。

珍しくぼくは今、とても抽象的なことを話しています。
普段、こういった気づきや悟りは、自分の手帳に書き記すだけで、
ブログではわかりやすく噛み砕けることしか語らないのです。

 

不安は存在しようがありません。
「心」に幻想を創る以外に不安は存在しないのです。
「形」の上では、地球上に無数の不安の種はあるでしょうが、
それらは「心」から生まれて象徴化されているわけで、
「形」を真実だと思いこまない限り、不安は存在しないのです。

引き寄せの法則と出会ってからの8年弱で、誰よりも多くの疑問を投げかけ、
それらすべての答えを得てきました。

今のこの視座に立つと、なにもかもがシンプルになってしまい、
実用的なアドバイスが難しくなります。
例えば、ほとんどの願望実現への答えは「なにもしないこと」になってしまうからです。

けれど、ぼくはまた人一倍、引き寄せに苦戦してきた人間でもあるので、
あらゆる段階の状態がわかります。その人に合わせたアドバイスができます。

 

キリストが「奇跡のコース」で語ったように、
長い長い旅を終えたとき、ゴール地点からまったく移動していなかったことを知るのです。
神の王国への旅は、結局神の王国のなかを闇雲に歩いていただけだったと知るのです。
天地が逆さまな世界を、ぼくらは苦悩に満ちて歩いているだけなのです。

おそらく、ぼくは逆さまな世界の習慣がまだまだ抜けきっていないと思いますが、
「神の王国」が見えた安堵感、足を着けている安心感はあるので、
人生はまったく変わると思います。

 

誰が嘘つきだと判明した人をもう一度信頼するでしょうか?
その者は、それでも何度でもそそのかしにくるでしょうが、
本当に信頼すべき者を見つけた今、嘘つきのいうことに耳を傾けるでしょうか?

一番もっともらしいことをいうのが、一番の嘘つきです。
騙されてはいけません。

今回のブログは、理解してもらうために書いていません。あしからず。
皆さんにはなんのアドバイスにもならないことですが、
これから折りにつけ、より整理されたわかりやすい説明で、
「形」と「心」について取り上げていくでしょう。