わたしたちは時間の檻の中にいます。
年・月・日・秒
24時間365日という枠組みを常に意識しながら暮らしています。

また、各人が、単に産まれた日に過ぎないカレンダー上の誕生日を生涯大切にし、
年齢を記憶し、世間一般でいう年齢のイメージに意識的・無意識的に合わせながら過ごしています。

 

これによって、皆さんは、
ある特定の時刻が来たら、眠たくなりますし、眠らないとダメだと思いますし、
ある特定の時刻が来たら、仕事に行く、移動する、などの特定の行動を取らないといけません。

これらは便宜上、そうしています。
それはわかります。
だから便宜上、時間の檻のなかに、自ら入っているわけです。

 

また、皆さんは、人体が老化していくメカニズムを、
年齢と重ね合わせているので、年齢に応じた身体の機能低下や老化現象を強いられます。

時間は、とても個人的です。
時間の檻のなかに入ることで、皆一様に同じ影響を受けていると錯覚しますが、個人的なのです。

 

時間の檻のなかで、従属した状態で周りと歩調を合わせながら時間を感じることをしていますが、
時間の檻から出て、自分勝手に時間を経験することも出来ます。
そのほうが、身体の機能低下や老化現象も無理に強いられることがなくなり、
若々しく生きることになるでしょう。