人間の意識や行動の深く深くまではびこっているのが不足感というウィルスです。
不足・欠乏、これまでも何度も語ってきましたが、これらを一掃させるのはとても困難です。

どんな不足ウィルスがあるでしょうか?
幸福の不足、喜びの不足、情熱の不足、肯定の不足、賞賛の不足、
愛の不足、勇気の不足、自信の不足、信頼の不足、金の不足、
健康の不足、若さの不足、安心の不足、達成の不足、自己証明の不足……
ずっと続いていきそうなほど、様々な不足があるでしょう。
ここに挙げたなかでも、いくつが当てはまるでしょうか?

こうした不足感は、不足を投影して、不足を経験することになります。
願望としては、不足感を満たすエネルギーをずっと発しているのですが、
それらは拒否され、却下され、あなたは地獄のように不足を経験し続けるのです。

本当に地獄ですね。
そうして、遂には願望すらも消えていき、あなたは衰え、死んでいきます。

不足を覆す願望をどれだけ発してきたでしょう?
でも、なぜそれらは、実現しなかったのでしょうか?

何度も何度も願望を発してきました。それらの願望は不足を満たすはずのものでした。
しかし、それらの願望は不足ウィルスに冒されており、願望は食い尽くされ、死んでいくのです。

人間はいつまで経っても幸せにはなれません。
不屈の努力とエネルギーでなにか不足を克服しても、他にいくらでも不足は見つかりますから。
不足を感じないものは、自信であれ、健康であれ、苦労なく体験できていることでしょう。
問題は不足を感じている領域です。そこから願望を発しても、ウィルスに冒されていて、願望は実ることなく破壊されてしまいます。

人間の創り出す世界には、不足・欠乏が至る所に見られますが、
一枚ヴェールを隔てた先には、不足・欠乏のない、豊かさがあります
壊れた願望も、いまだに生き続けています。

わたしたちは、不足がないことを信じなければいけません。
でなければ、不足ウィルスを一掃できません。
でなければ、あなたは失うだけの人生です。
絶対的な自信と確信が必要です

不足感から離れてください。それらにパワーを送って、強固な現実にしないでください。
神なる自己には不足は似つかわしくありません。捨てるのです。

不足ウィルスがあなたから生まれている以上、神は不足を実現化させ続けます。
あらゆるものを持っていて、あらゆるものが自分のもので、
あらゆる豊かさを受け取る権利を持っています。
不足という幻想から卒業しましょう。
真の自己とともに、ウィルスを焼き尽くし、光で癒してください。