ちょうど今、女子フィギュアのSPが終わりました。
日本勢の3人は沈没。
その原因なんですけど、精一杯やろうとか、自分の持てるものを全部出そう
という意識が強すぎると思います。

フィギュアの三人は、仲も良いので、きっとそういったことを皆で共有して、
励まし合ったと思うのですが、そのために3人ともミスをするという結果に。

メンタルの理想は「頑張らない、楽しむ」ですから、
精一杯やる、自分の持てるものを全部出す、というのは抵抗要因です。
自分の中のポジティブなエネルギーをどう出すかが重要で、
「自分の演技の集大成にする」なども気負いすぎになります。

面白いのは、ソトニコワ。
リプニツカヤ人気に、いい気はしてなかったでしょうけど、
リプニツカヤのミスによって、俄然やる気が出たのではないでしょうか。
「いける」「勝てる」というイメージが強力に沸いた結果が好成績だったのかもしれません。

リプニツカヤとソトニコワは、いいライバルでい続けそうですね。

リプニツカヤ推しのぼくとしては、演技の冒頭で「固い」と思いました。
なまじ団体でいい演技をしてしまったのが、プレッシャーになったのかもしれません。
ただ、キス&クライで、思い切り落ち込んだ姿を見せるのは、良いことです。
自分の感情に嘘をついて、笑顔を浮かべるくらいなら、外に出してしまったほうが良いですね。

 

日本女子の低迷は残念ですが、
フリーは、精一杯やろうせず、期待を背負おうとせず、
あの会場の雰囲気を楽しみ、一生に一度のソチオリンピックの数分間を思う存分味わってほしいと思います。