悟りの進行を邪魔するノイズはたくさんあります。
情報化社会によって、ノイズは遙かに増えています。
優れた情報を簡単に手に入れられるという点で有利ですが、
ノイズの多さからいえば、昔よりも今のほうが、悟りに達するのは困難です。
惑わすものが多すぎます。

これらのノイズに対して、脳は反応して、思考と感情をつくります。
それらが、あなたの体験する世界を創造していきます。
それらのノイズに触れている現代人たちの個々の創造だけでなく、
集合意識も社会を創造していて、狂った世界をますますおかしくしています。

ノイズのなかにいても惑わされない人間たちが一定数以上いないと、世界はもっとおかしくなります
今、マスターを呼びかける声が強くなっているのも、マスターの数がノイズの量に追いつかないからというのもあるでしょう。
とはいえ、既に悟りに達して移行したアセンデッドマスターが千人以上、また地上に転生してきているようですし、世界にはかつてない数のマスターがいるようです。(あまり実感ないですけど)

マスターたちが、なぜ世界の正常化や調整に役に立つかというと、
神の力が外に出ていける窓のようなものだからでしょうね。
人間は、神の子であり、神の力を有していますが、人間マインドが全部塞いでしまっていて、
愛のエッセンスを持つ神の力が、外にあまり放射されません。
だから、解放されたマスターが、光の窓になるわけです。

ノイズに惑わされず、内なる神の力を少しでも活性化させるというのは、
誰においてもメリットがあることです。
なかなか実感できないとは思いますが、ノイズに埋もれてしまい、
「奇跡のコース」で再三再四述べているように、不平不満や価値判断ばかりしているよりは、
救いや奇跡が届きやすいといえるでしょう。

マスターを志す人にとっては、ちょっとしたノイズですらも惑わされない、
泰然自若とした強固なマインドを養っていきたいものです。

悟りを邪魔しているのは自分だけですから、自分のマインドを鎮め、
ハートやスピリットから世界を観察している、平和で静かな状態をキープしたいものです。
クレンジングは長く続きます。
大抵、マインドを刺激するような、嫌な出来事や苦境がやってきますが、
それらもクレンジングの内です。

もう、なにが幸せで、なにが人間的なのかもわからなくなるでしょう。
もう、なにがうまくいっていて、なにがうまくいっていないかもわからなくなるでしょう。
長くて暗いトンネルをずっと歩いているように感じることでしょう。

しかし、他にないから前に進みます。
今更、忘却の人間状態に戻ることはできません。
目覚めてしまったのです。
目覚めてからが、長く辛い道のりといえるでしょう。
忘却し、没頭していた時代のほうが幸せだったとすら思えるでしょう。

しかし、戻れないから、前に進みます。
そうやって、進んでいる人が、他にもいます。
導いている存在たちもいます。
ノイズの中を前に進んでいきましょう。