アナと雪の女王は前作もそうでしたけど、高次元存在が関与しているメッセージ性の高い作品です。
アナと雪の女王2の挿入歌「Show Yourself」を取り上げたいと思うのですが、この詩は、悟りへと達する真の自己との再会を非常に良く現しています。

Every inch of me is trembling 自分のあらゆる場所が震えている
But not from the cold 寒さからではなく
Something is familiar なにか知っている感覚
Like a dream I can reach but not quite hold 夢のように手が届くけど掴めない
I can sense you there そこにあるのを感じられる
Like a friend I’ve always known ずっと知っている友のように
I’m arriving 今そこに辿り着く
And it feels like I am home 私の家であるかのように

悟りが近くなると、内なる真の自己(ソースエナジー)を感じて身体が振動する感覚になるときがあります。
真の自己はそこにあるけれど、見えることは出来ず、掴むこともできません。
それは長年連れ添った友のようでもあります。その場所はキリストが故郷や生家と表現したように、自分の家に帰るということです。

I have always been a fortress 常に要塞のようだった
Cold secrets deep inside 冷たい秘密を内に深く秘めて
You have secrets, too あなたもまた秘密を持っている
But you don’t have to hide だけど隠す必要はない

要塞のように固く内に秘めて守っていたのはエゴです。
エゴは外ばかりを見て、内を見ません。本当の秘密は内にあります。
You have secretsとしていますが、本当はYou are secretsです。
真の自己が秘密であり、もう表の自己もそれを隠す必要はありません。

Show yourself 姿を現して
I’m dying to meet you 死ぬほど会いたかった
Show yourself 姿を現して
It’s your turn 次はあなたの番
Are you the one I’ve been looking for あなたこそが私が探し求めていた唯一のものでしょ
All of my life? 私の全人生のなかで
Show yourself 姿を現して
I’m ready to learn それを知る準備が出来ている
Ah-ah, ah-ah
Ah-ah, ah-ah-ah

強大な思いで出会いたいのが真の自己です。キリスト意識です。
クリスタルのような描写がたくさん出てくるのも興味深いです。
ChristalとChrist Consciousnessは似ています。
内なる自己が表に現れれば、人と神が融合するときです。
それこそが人類が追い求めてきた悟りなのです。
I’m ready to learnは、I’m ready to allowとするのが一番いいです。

I’ve never felt so certain ここまで確かな感覚はこれまでなかった
All my life I’ve been torn 全人生でいつも割かれていた
But I’m here for a reason だけど理由があって私はここにいる
Could it be the reason I was born? それって私が生まれてきた理由でしょ
I have always been so different 私は常にとても違っていた
Normal rules did not apply 普通のルールは当てはまらなかった
Is this the day? 今日がその日でしょ
Are you the way あなたは道であり
I finally find out why? わたしは遂に理由を見つけた

本気で悟りを選択し、本気で目覚めようとするまではまったく出会える感覚がありません。
そこまでは常に真の自己と離れていたかのように見えました。
だけど出会うべくして、そこに辿り着こうとするのです。
何度も輪廻転生をしながら、まさに辿り着くために生まれて来ました。
もちろんそんな目覚めようとする自分は、他の人とは違っているし、社会意識のルールなど当てはまりません。
キリストが「私は光であり、道であり」といったように、ここでのthe wayは手段・方法ではなく道と解釈するといいでしょう。

Show yourself 姿を現して
I’m no longer trembling もう震えていない
Here I am 私はここにいる
I’ve come so far はるばるやってきた
You are the answer I’ve waited for あなたは私が探し求めてきた答え
All of my life 全人生のなかで
Oh, show yourself さぁ、姿を現して
Let me see who you are あなたを見せて

ここでの震えは、人間としての恐れを克服したということです。
Here I amはパワフルな言葉です。私は私で在る。私は存在する。という真理を現しています。
長い長い年月をかけて、ようやく答えを見つけるのです。その答えとは真の自己との出会いです。
強い気持ちで呼びかける声があります。
映画のシーンでも、光の粒子が馬になったり、形作ったりしますが、これはわたしたちの世界をよく現しています。創造とはこのようなものです。とても魔法的です。自分の意識に対して光の粒子が反応し、物質化していくのです。わたしたちは本来魔法使いのような存在でした。

Come to me now さぁ、わたしのところへ
Open your door ドアを開けて
Don’t make me wait 私を待たせないで
One moment more もう一瞬たりとも
Oh, come to me now さぁ、わたしのところへ
Open your door ドアを開けて
Don’t make me wait 私を待たせないで
One moment more もう一瞬たりとも

悟りの直前ですね。正確には真の自己は扉を閉めていません。扉を閉めているのは自分です。
ですから、Open my doorというのが正確です。もう一瞬たりとも融合を遅らせたくないという気持ちが非常に良く出ています。

Where the north wind meets the sea  北風が海と出会う場所
There’s a river  そこに川がある
Full of memory (Memory, memory) 記憶の全て
Come, my darling, homeward bound 来て、あなた、帰路に着いた
I am found 私は見つけられた

北風は表の自己、つまりマインドです。海が真の自己であり、ソースです。
この二つが出会うと、叡智が解放されます。これは過去世の全ての記憶を持っています。本当にそうなのです。私は数ある人生の一つのアスペクトですが、真の自己に発見されたとき、完全な悟りとなります。アセンションを完全に遂げたということになります。

Show yourself 姿を現して
Step into the power パワーに進み出て
Throw yourself 自分を投げ出して
Into something new 新しいなにかへ
You are the one you’ve been waiting for あなたは私が探し求めていた自分
All of my life (All of your life) 全人生の中で
Oh, show yourself さぁ、姿を現して

融合を遂げた自己は、真の創造のパワーを手に入れます。それはエゴに邪魔されない創造なので、極めてパワフルです。そこに身を投じて、神と人間が合わさった存在として、新しい人生を生きていくことになります。
ここでの「あなたは」はもう自分のことであり、真の自己となった自分です。
最後の「姿を現して」は、そんな自分自身を現すことになります。

アナと雪の女王2に隠されたメッセージ

ということで、「アナと雪の女王2」のストーリーになぞらえた歌詞ですが、完璧にスピリチュアルな悟りを現す詩となっています。高次の存在が力を貸しているのは間違いなく、制作者は天界からのインスピレーションを得て制作しているのがわかります。素晴らしいですね。