現代人は、魔法の鏡を持っています。
それはインターネットです。
なんでも情報を与えてくれるし、ビジネスや娯楽など、魔法の鏡のできる能力は拡大し続けています。
今では、パソコンだけでなく、タブレットや携帯など魔法の鏡は勢力を伸ばし、
これからも眼鏡や時計などと広げ、人間生活の至る所で支配力を発揮していくことでしょう。
大きな問題なのは、人間が目的を持って、そのためにツールとして魔法の鏡を使うのではなく、
魔法の鏡を見ながら、目的までも探したり、受け取ったりすることです。
魔法の鏡に、あらゆる行動や考え方、夢までもが支配されています。
この魔法の鏡は、人間が持つエゴの機能とそっくりです。
それは、人を狡猾に騙すのです。
人は支配されているとは気づかず、
これこそ自分自身だと思いながら、
魔法の鏡に支配された人生を送っているわけです。
魔法の鏡は、とても便利で、現代の生活は既にインターネットを基盤としています。
あとは、いかに支配されず、自分の目的に沿ってツールとして使うかです。
それができなければ、画面を見ながら、あらゆる考え方や行動までも指示されるようになります。
指示という形というよりも、その人が自ら選んだように見せて、洗脳しています。
ほとんどの人が、魔法の鏡を通して、価値観を変化させているわけですから。
若い人は、魔法の鏡を通してのコミュニケーションがほぼ全てになっている人がいて、
魔法の鏡が映す人間を友達として、魔法の鏡の中だけに自分の世界を築こうとする人もいます。
そんな若い人たちは、どこかで魔法を破らなければ、
本当の自分を忘れたまま、世界をさまようことになるでしょう。