営業の神様

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    営業の神様 ジョー・ジラード

    今、こんな本を読んでいます。
    営業の神様 ジョー・ジラード

    アマゾンで検索すると、たくさんの営業の神様が出てきますが、
    この人は原題とは関係なく、日本の出版社によって神様とされています。
    原題は「Joe Girard’s 13 Essential Rules of Selling」

    来年大手の営業研修も担当することになりそうなので、営業に関する本を読んでいます。
    この本は、自動車販売で12年連続世界一となり、ギネスにも認定された人の本です。
    この人、「熱い」です。

    いってみれば、とっても頑張った人といえます。
    誰よりもセールスのみに集中し、頑張った人です。

    彼の場合、楽しむために生きているのではなく、生活のための金を稼ぐために生きてきたのです。
    そのためには、あらゆる無駄をそぎ落とし、徹底的にセールスのため、顧客のためにフォーカスを当てたのです。
    それ故に、客観的に見れば「頑張った人」ですが、大成功を収めました。

    本を読んでいると、長年見てきた失敗者についての記述がありますが、

    同僚との無駄話が多い
    喫煙者や酒飲み
    机が整理されていない

    など、色々と出てきますが、これらの共通点は、
    自分の望むことにフォーカスできていない
    という一言に尽きると思います。

    いろんなことがしたいんですよ。お金も欲しいし、遊びたいし、楽でいたいし、
    いろんなフォーカスが存在しているわけです。
    だから、一つのことでうまくいかない。
    だから、うまくいかないことでストレスが溜まる。
    だから、ストレスが溜まることで他のことをしたがる。

    ジョー・ジラードは、自分の望むことに意地でもフォーカスを当て続けたのです。
    それは一つではありませんでした。
    仕事の成功と、家族サービス。
    二つあるので、その二つを混在させなかったのもフォーカスの達人といえます。

    つまり、仕事の時は仕事。それ以外には目を向けない。
    家族サービスのときには、仕事には目を向けない。

    ジョー・ジラードは引き寄せの法則なんて知らないし、
    成功の法則なんてないと彼は断言しています。
    しかし、成功の法則にバッチリ合致しているのです。

    営業マンでなくても、望む道で成功を収めたい人には読む価値ある本です。