32歳のときに引き寄せの法則に出会い、41歳になります。
とことんまで突き詰め、考え、試行錯誤し、実践し、振り返り。
すべての疑問が晴れたあとも、何重に織りなすように、智慧を深めてきました。
遠い昔を思えば、ぼくは早く有名になりたかったし、
世界に自分の力を示したかった。
人間はとてつもない創造の力を持っているし、世界はなんでもできます。
そのなかで、大きな力を世界に示したいと思うのは当然のエネルギーですが、
その主人がいってみればエゴであったと気づき、
エゴを瓦解させていく道のりはすんなりいくものではありませんでした。
エゴが退かれた心でいると、違う孤独を感じます。
「今」という時間には、自分とソースしかいません。
見えている世界はすべて過去の投影なのですから。
そんな静けさのなか、思うことは、
昔は本当に「ほしい」ばっかりだったなぁと。
今は「与えたい」気持ちのほうがとても強いです。
心が投影している世界に生きているのに、
世界の形ばかり見て、ほしいほしいっておかしなものですよね。
それよりも、これまで培ってきて、磨かれた心から、
世界に対して投げかけ、与えていきたいと思います。
だって、神はずっとそれをしているわけですから。
神はほしいなんて思わない。
すべてを持っているのだから。
ただただ、与えて、受け取られた人の喜びを、自らの幸福とする。
同じことがしたいですよ。
それが自然なことなんです。