☆マスターへの道５４☆
「捨てることで創造を加速させる」

前回は「欲を見定めて捨てる」というテーマで、
執着や私利私欲を手放すことについて話をしました。
そして、最高の生き方を目指して欲しいと。

最高の生き方を目指す上で、
日々の願望･欲望の自動的な生成は欠かせません。

欲は、決して悪いものではなく
過剰になったり、溺れるのが良くないのです。

良くないというのは、本当の自分の目指す方向、
つまりヴォルテックスから外れてしまうということです。

欲は悪くなく、それどころか人間にとって欠かせないものながら、
この欲を捨てることにどれだけメリットがあるかを話します。

それは、最高の生き方を目指す上での欲であっても
捨てなさいということです。

一体なぜなのか？

これが、啓示のあった教えで、
今回メルマガで初めてご紹介するものです。

まず、創造のプロセスの第一段階は、
人生経験から「望むこと」と「望まないこと」を明確にし、
願望のロケットを発することです。

第二段階は、ソースエナジーがそれを受けて、
届けるべく準備を完璧にします。

第三段階は、そこに調和して、実現化させるときです。

欲というのは、なにかきっかけや理由があって、
「〜したい」「〜がほしい」と思うものです。
これは願望のロケットを発して、
望む自分に移行していく上で、大切なプロセスです。

しかし、多くの人の問題は、第一段階で止まって、
ずっと同じ第一段階を繰り返しているということです。

つまり、「欲・願望レベル」で堂々巡りになっているのです。

第一段階の波動と、第三段階の波動は異なります。
「ask」の波動と、「given」の波動は正反対です。
「発する」波動と、「受け入れる」波動は違うのです。

このことを心底よくわかっていないと、
ずっと、「〜したい」「〜がほしい」と、
願望を発することばかりに終始して、
実際に実現化させるに至りません。

だから、引き寄せの法則ワークショップの願望実現ワークでは、
第一段階から第三段階に移行できるよう工夫しているのです。
（これがわかっていないセミナーが多いようです）

さて、重要なポイントです。

この第一段階のときを分析します。

わたしたちは、なにかがあって、その反応として願望を発します。
なにか理由があって、「これを望みたい」と願望を明確にします。

例えば、
「貧乏なので」→「金持ちになりたい」
「寂しいので」→「パートナーがほしい」
「未熟なので」→「スキルがほしい」
「困っている人がいるので」→「助けたい」
といった感じです。

「欲を捨てる」というとき、
この右側を捨てることになります。

もう金持ちになりたいとは思わない。
パートナーがほしいと思わない。
スキルをほしいと思わない。
助けたいと思わない。
ということです。

そこで、「え？」と思うでしょう。

本当のあなたを形作る大事な願望を捨てるべき
だとぼくは話しているのです。

皆さんは、「それはおかしい。欲を捨てるというのは、
自分にとって最高の生き方にならない、
不要なものを捨てるという意味だろう」
というかもしれません。

いや、最高の生き方の欲だろうと捨てるのです。

これが創造を加速させます。

説明します。

「〜なので」→「〜がほしい、〜したい、〜になりたい」
というのはセットです。

理由があって成立するものです。

だから、右側の欲・願望を保持するということは、
左側の理由も保持するということです！

左側は、創造の第一段階です。
問題を抱えている段階です。

わたしたちは、第三段階に移行しなければいけません。

右側の欲･願望を捨ててしまっても大丈夫です。
既に第二段階で、ソースエナジーが、宇宙が、
完璧に応えて、既に波動の世界で形作っているのです。

もう、ほしいと思い続ける必要はありません。

その段階は終わっているのです。

終わっているのに、その欲･願望を保持することは、
リンクしている問題も活性化させることになります。

だから、右側を消すことで、左側も同時に消すのです。

そうすれば、第三段階がスムーズにやってきます。

これが、ぼくが「打ち消しの心」と呼ぶものです。

「It's done.（もう終わっている）」という言葉を
胸に刻んでください。

もうお金も、パートナーも、スキルも、助けられる状況も、
既に創造されているのです。

とっくに。遥か昔に。

なのに、何度も何度も思い続ける必要はありません。

終わっていることは手放し、
受け入れることに専念するのです。

「もう終わっている」
「もう既にある」

この究極の感覚へと、一気にあなたを飛躍させます。

次回が最終回です。