☆マスターへの道50☆
「煩悩を流し去る」
人間には108の煩悩があるといいます。
煩悩とは、
「人間の身心の苦しみを生みだす精神の働き。
肉体や心の欲望、他者への怒り、仮の実在への執着など。」
と説明されています。
煩悩の煩は煩わしいという字
悩は悩みという字。
いってみればネガティブな感情になる精神の働きということですね。
それらを消していければ、
おのずとポジティブな感情になるということで、
つまりはソースとの調和が強くなるということです。
欲しいと思う気持ちは、多くの煩悩の種となりますが、
欲しいと思う気持ち自体に問題はなく、
むしろ素晴らしいことです。
願望のスタート地点から、
どのような方向にエネルギーが向かっていくのかが
大事な分岐点です。
素晴らしい体験とともに、ポジティブに向かうのか。
煩わしく悩ましい体験とともに、ネガティブに向かうのか。
確かに、もともとスタート地点の
欲しいと思う気持ちがなければ、どちらも生まれないわけですが、
わたしたちは創造するために生まれてきているので、
願望や欲望を持たないのは、本末転倒です。
自分自身がよりよく生き、より理想的に拡大成長していくために、
精神状態をコントロールし、
煩悩に妨げられることないように
心の調和と成熟を意図していってください。
煩悩は創造のエネルギーでもあります。
その存在を否定する必要はありません。
しかし、創造の源となりながら、
創造の実現を妨げることになります。
だからこそ、過度に惑わされず、
消し去るとまでいわなくても、
生まれても生まれても流し去ることができればよいでしょう。
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