☆マスターへの道４７☆
「奇跡を行う」

奇跡とは、世界の仰天ニュースに取り上げられるような
ことをいうのではありません。

奇跡は「ゆるし」の実践です。

これは「奇跡のコース」の根幹となる教えで、
エッセンスを説明するのは簡単ですが、
これを十分に説明するには長い時間がかかります。

この世は、人々の思考･信念･感情によって形成され続けています。

しかし、人々の頭にあるのは、真実の世界ではなく、
自由な想像です。

だからこそ、この世は、あらゆる可能性に満ちているのです。

自由に想像し、自由に願望を抱き、自由に実現化させられる
この世は、とても楽しみに溢れた世界です。

しかし、自由な分、真の意味での真実からは離れ、
様々な幻想や妄想までを創り出します。

恐怖や不安といった形のないものから、
犯罪や飢餓、災害、貧窮といった形のあるものまで、
あらゆるものを創り出しています。

奇跡とは、これらの、真の意味での真実から離れて
ネガティブな思考から創出してしまった現実に、
「ゆるし」の光を与えることになります。

つまり、一言でいえば、
「真実を見る」ということです。

しかし、それらは、実現化されてしまった
あらゆるものの中に巧妙に隠されてしまっています。

それだけ、たくさんの形のないものや形のあるものを
実現化してしまっているので、
真実をそこに見るのは大変なことです。

真実を見るとは、「神性を感じる」
「神を見る」とも同義になります。

神の要素である、「愛」や「喜び」、「自信」や「生命の活力」
などを見ることが奇跡になります。

なぜ、奇跡になるのかというと、
それらに目を向け、意識を向け、そこに在ると受け取ることで、
本当に表に現れるからです。

例えば、
病気の人の真実の姿といえば、健康ですね。
病気の人を見ながら、健康を見て、健康を認識するのは
肉眼の目では大変なことです。

しかし、学びと悟りを深めることで、
「健康こそ真実の姿で、誰もが持っている」ということを
心から知ります。

そうすると、病気の人に健康を見ることが出来ます。

ではどうなるでしょう？

病気の人の健康が表に現れて、実現化します。

これが奇跡です。

これがヒーリングの正体です。

伝授されたり、簡単に宇宙から授かるものではありません。
それはただ、信じることを助長させる仕掛けに過ぎません。

ヒーリングとは真実を見ることであり、
相手をゆるすことであり、
奇跡を行うことです。

もちろん、病気以外に、全てに適用できます。

自己卑下、自己嫌悪に陥っている人の中に、
素晴らしい才能や願望、未来を見て取ってあげることで、
その人の内側から本当にそれらを引き出します。

ただ、これらは瞬間的に起こりません。

引き寄せの法則には「時間の緩衝帯」がありますし、
悩みを抱えている当人の引き寄せが最も影響力大です。

ですので、ヒーリングも、
効果は依頼者次第になるわけです。

疑いの強い人には通用しません。
なぜならその人は、疑いで防御しており、
疑いが疑いの結果を創造するからです。

今週のテーマは非常に難しいものですね。

「引き寄せの法則マスタークラス」
のようなものを作った暁には、
じっくり取り組んでみたいテーマです。