☆マスターへの道46☆
「広大な視点で、自分を見られる」
自分自身というのは、とても限定的です。
身体に収まっていると、五感頼りに認識します。
本当は、無意識・超意識での知覚があるのですが、
通常意識ではほとんど認識しません。
身体の機能、脳の機能は理解を超えているほどですが、
それでも随分限定的なのです。
人生は人それぞれ違います。
個々に、願望や悩みを持っています。
そんな独自な願望や悩みは、世界に何十億と存在するわけです。
小さなものです。
しかも、ほとんどがすぐに消えていきます。
半年前に抱えていた問題は、
一体どこに消えてしまったのでしょう?
5年前の願望は、
今はどうしてしまったのでしょう?
常に変化します。
今、この瞬間の悩みや問題は、
悠久の時間からすれば、あまりに取るに足りないことです。
しかも、内なる存在の視点から見れば、
問題視することはまったくないのです。
いつでも完璧であると知っているからです。
問題があるのであれば、
解決の完璧な機会が既に存在しているはずです。
内なる存在の視点からみれば、
限定されたわたしたちは、とても小さなものです。
身体の中に入り、
脳の活動のみに囚われていると、
とても小さなものが、全てを占めていることになります。
マスターは、視野を広げ、
高い視点から自分自身を見つめられるようにならなければいけません。
道にゴミが溢れていれば、
不愉快な気分になるかもしれませんが、
空に舞い上がり、どんどん高い視点にしていくと、
ゴミは見えなくなり、美しい自然が目に入り、
美しい地球が見えてきます。
広く高い視点を持ち、抽象度を上げ、
抱えている悩みや問題を
小さきものにしてください。
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