☆マスターへの道４５☆
「特別性に染まらない」

非常に多くの人が、特別性の幻想の虜になっています。

特にスピリチュアルの場合、
普通の人が持っていないような能力、
例えばヒーリングや透視能力等に多くの人は惹かれます。

惹かれる方々はとても信じやすい性格です。

だからこそ、多くのエセ霊能者や占い師などが、
あたかもそういう能力を持っているようにパフォーマンスを
するわけです。

多くの人が、特別視し、神格化してくれるのをいいことに、
どんどんエスカレートしていきます。

真のマスターを目指す人であれば、
そんな特別性を得ようとしないでください。

嘘つきになるだけです。
真実ではなく幻想を利用して、
自己満足とお金を手に入れるだけの人間に成り下がってしまいます。

ヒーリングや透視能力、予知能力などは
確かに人間の中に存在するのですが、
そういう能力を持つ人が優れているというわけでも、
偉大な智慧を知っているというわけでもありません。

キリストは、「あなたはもっと多くのことを成す」
といい、
「ブッダは道で会ってもブッダだとわからない」
といわれたのです。

「神との対話」でも、
「特別な人だと思わせないように」といっています。

ただ、真実を示し、真実に生きることが大切です。
その真実の示し方は人によって様々であることでしょう。

多くの人が、
あまりに助かりたいので、
あまりに自分を変えたいので、
そのような特別な能力を持っていると公言している
（真偽はわかりませんが）
人に頼ろうとします。

真実に頼らなければ、
幻想を見続けるだけです。