☆マスターへの道３０☆
「他者の良い所をイメージする」

来年早々の引き寄せの法則ＷＳ「逆転編」では、
他者との関係性について、
苛立ちや失敗や不満を巻き起こす厄介なものではなく、
成功や満足や協調を巻き起こす、有益なものに逆転させる
新しい願望実現ワークを紹介します。

今回のテーマは、メルマガ読者の皆さんが、
基礎練習として取り組める内容です。

さて、今週のテーマは「他者の良い所をイメージする」です。

これは、他者をありのままに受け入れるというよりは
むしろありのままを無視して、
その人の表に現れていない隠れた美徳に焦点を当てたり、
欠点に覆い隠されて見えにくくなっている
長所に焦点を当てます。

例えば、Ａさんは、頑張り屋ですが体調を崩しやすく、
遅刻や欠席ばかりをして迷惑を掛けているとします。

Ａさんが周りの人たちに迷惑を掛けているというのは事実でしょう。

しかし、この事実を素通りさせる必要があります。

「迷惑」というのは、強力に現実に焦点を当てさせる厄介なものです。
問題だけが、ありありと皆の目に見えてしまいます。

改善したいと思えば思うほど、迷惑に対して敏感になるものですし、
更に困ったことに、「迷惑」だというネガティブな気持ちは伝染します。

迷惑に感じれば感じるほど、Ａさんの遅刻･欠席を長続きさせますし、
Ａさん以外の人まで遅刻･欠席が目立つようになるでしょう。

多くの人は、この問題に対処するために厳格な罰則を作ったり、
何度も厳重に注意したりするでしょう。
しかし、うまくいかないのが常です。

仮に遅刻･欠席が少なくなっても、
いつのまにか規則に縛られて、やる気や情熱が下がって、
全体の能率低下が起こっているかもしれません。

今週のテーマに即してこの問題を考えるなら、
Ａさんの遅刻･欠席は、素通りさせます。

重要なのは意識の焦点だと思い出して下さい。

問題として認識はしているのですが、これ以上長続きさせないためにも
問題に焦点を当て続けずに、そのまま速やかに過去に葬ります。

代わりに、Ａさんの良いところをイメージします。

例えば、「Ａさんはやる気のある人だ」
「Ａさんなりにうまくやろうとしている」
「Ａさんは誠実な人だ」
「Ａさんはきっと出世するだろう」
という風に思います。

Ａさんが、また遅刻･欠席して、上司に叱られ、愚痴っている所を
目撃したとしても、そんな姿を素通りさせます。

これは難しいことだと思います。
特に上司や責任者の立場だと一層難しいでしょう。

そうはいっても、現実に反応してしまうし、
良いイメージを持つなんて、
勝手な嘘をついている気分になるかもしれません。

しかし、これは嘘ではありません。

真の自己は完璧です。
どんなに褒めても、嘘になることはありません。

それどころか、Ａさんの内なる自己が持つ美徳に
焦点を当ててあげることで、「迷惑な人」から脱却させる
手伝いをしてあげられることになります。

周りに厄介な人、迷惑をかけている人、
どうにもできないと匙を投げている人はいますか？

身近にそういう人がいたら、是非チャレンジしてみてください。
友達でも、同僚でも、恋人でも親でも、誰でも構いません。

誰に対しても、良いところを見るのです。