☆マスターへの道13☆
「認めてしまっている思いを見つける」
前回、お話しした、厄介なるサタン
欠落の思考・支えの思考ですが、
その続きとして、いかにこれらの欠落の思考・支えの思考が
潜んでいるのか気づく練習をします。
「認めてしまっている思い」とは、
ほとんどの人は気づくことはないけれど、
裏を返してみたときに見つかる、
欠落の思考・支えの思考のことです。
では、問題です。
次のAさんの例の中で、欠落の思考・支えの思考は何でしょう?
「AさんはOL。同僚の人たちとはうまくやっているつもり。でも一人だけ、Bくんだけはみんなも煙たがってる。Aさんも正直好きじゃない。でもAさんは、なるべく気にせず、いい気分でいるようにつとめているし、Bくんがなにか嫌なことをしてくる前に事前に回避できるように距離を置いたりしている」
一見、適切な行動をしているように見えます。
そりが合わないのはしょうがないとして、
あまり気にしないようにして、いい気分でいることを意識しています。
また、感情を害することが起こらないように、
事前に回避しようとしています。
ベテランのカウンセラーでもそうするように勧めるでしょう。
では、このAさんのなにが問題なのでしょう?
考えてみてください。
……
それでは答えです。
「Aさんは、Bくんが嫌なことをしてくる人だと思っている」
つまり、Bくんが問題であると認識している時点で、
Bくんと問題はセットであり、
距離を置いたりするのは明らかにこのセットを意識しています。
従って、引き寄せの作用点となっています。
行動上は、問題が起こらないレベルにまで抑えられている
かもしれませんが、
Bくんと問題のセットは消えてなくなりません。
誰か同僚が、Bくんとのトラブル話をするのを聞いたりすると、
更に意識は強くなり、引き寄せるようになります。
そして、行動で逃げようとしますが、
「逃げる=意識している」
ということなので、引き寄せます。
Aさんは、「Bくんが引き起こす問題に巻き込まれないようにしよう。
いい気分でいることでそれを実現しよう」と思っています。
しかし、いい気分でいるために距離を置こうとするのは、
裏を返せば、「Bくんの近くにいると問題に巻き込まれる」
という思いがあるのです。
だから、Aさんの見ている景色のなかで、
いつでも「Bくん=問題」なのです。
かなり深い話をしていますよ。
エイブラハムの教えでは、Aさんの行いは正しいのですが、
うまくいい気分でいつづけなければいけませんし、
Bくんは変わりません。
このレベルを超えて、マスターのレベルに達しようとする人は、
「Bくん=問題」を崩します。
Bくんを問題視しません。
(エイブラハムも、何事も問題視しないようにとはいっていますよ)
Bくんが問題を起こすという思いがなければ、
Bくんは問題を起こしません。
少なくともAさんの見る景色ではそうです。
(同僚たちは問題を目撃するでしょう)
Bくんを全く純なる完璧な人と見られれば、
Aさんにとって、Bさんは素晴らしい存在になります。
問題を起こすどころか、良いことばかりしてくれます。
(それでも同僚たちは問題に巻き込まれるでしょう)
Aさんは距離を置く必要もなくなるし、
問題に巻き込まれないために、
いい気分になろうとする努力も必要なくなるのです。
おわかりでしょうか?
それでは、今週、あなたが無意識に認めてしまっている
思いに敏感になってください。
そして、そのことをFacebookページに書き込んでみましょう。
読みますよ。
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