☆マスターへの道１２☆
「欠落の思考、支えの思考を知る」

引き寄せがうまくいかない理由というのは
共通したものがいくつかありますが、
一番厄介なのは、これだといえます。

エイブラハムのいう「欠落の思考」
神との対話でいう「支えの思考」
奇跡のコースでいう「エゴ」

本気で厄介です。

というのも、自動的に波動を発してしまうからです。

なにか困難や望まないことがあったとき、
その逆の望む状態を宇宙に発するのが
「願望のロケット」です。

これらの欠落の思考や支えの思考と呼ばれるものは、
「逆願望のロケット」といえます。

願望とは逆のことを
自動的に打ち上げてしまいます。

こんな話をすると、引き寄せの法則がとても恐くなるかもしれません。

だからこそエイブラハムはその厄介さを
あまり口にしないのですが、

そのために結局、エイブラハムの教え通りにやっているつもりで、
うまくいかないという事態が生じてきます。

マスターを目指すものは、
この仕組みを理解しておく必要があります。

欠落の思考、支えの思考とは、
願望を引き寄せようとするときに、
その願望が叶っていないことへの意識が
引き寄せの作用点となることです。

簡単に言うと、
お金が欲しいというとき、お金がないという意識を活性化させ、
成功したいというとき、成功していないという意識を活性化させることです。

宇宙は、心の隅々までを反映します。

忠実に。

だから、いくらお金がほしいと思っても、
その願望が強ければ強いほど、
お金を持っていないという意識を強めて、
ややもすると全く逆効果になります。

願望を発したときには、

「お金持ちになる」波動
「お金持ちでない」波動

の両方を宇宙は受け取り、
両方ともに実現化へと進展させていきます。

ここで、「お金持ちになる」波動へ意識の焦点をシフトし、
なるべく気分のいい状態でいれば、
「お金持ちになる」波動のほうが活性化されていきます。

これが意図的創造です。

しかし、難しいのは、

今、現実に見えているのはお金がないという証拠ばかり
ということです。

ほとんどの人が、現実を見て、そのまんま反応します。

だから、大抵活性化させるのは、
「お金持ちでない」波動です。

そう、ほとんどの人は、
望まないほうの波動を活性化させてしまいます。

これではなんのために願望を抱いたのかわかりません。

全ての人が願望を抱きながら、
ほとんどが叶わない人生を送っているのはこのためです。

この欠落の思考、支えの思考は、
ヴォルテックスの中（つまり、内なる存在と調和している状態）
からであれば、生じることはありません。

内なる存在には、欠落という思考は皆無ですから。

マスターとして、欠落の思考、支えの思考を発動させない
究極的な創造を成し遂げようとするならば、

ソースエナジーとどこまでも調和するしかありません。

それは別の言葉で言えば、
「神に委ねる」ということでもあります。
「神とともに考え、神とともに歩む」ということでもあります。

自分の中に、欠落の思考、支えの思考になっていて
活性化させてしまっているものがないか、
考察してみてください。