2016年も終わります。
このサイトをご覧になった皆様、ありがとうございました。

個人的には、1年で唯一ネガティブになった日がありました。
12月27日、経営者の集まる忘年会で幹事をやったのですが、
綺麗で個室で料理がうまい店を見つけようと前々から思っていたにも関わらず、
忘年会時期ということもあり、何件か予約取れず、まぁいいかなと見つけたお店が最悪でした。
狭くてうるさくて。ハイレベルな経営者たちの集まりだったので、
2時間くらいさすがに青ざめてしまいました。

そのあと、二次会ではいいお店を紹介しましたし、狭いなりに、
熱くて近い距離の話が出来たのでよかった面もありました。

しかし、わずかなネガティブモードではあったのですが、
運悪く、うちのペットが大きな事故にあっていました。
ハンモックに寝ていて、気づくのが遅くなったのですが、
生殖器が糸に巻き付き、相当暴れたらしく、見るも無惨になっていました。

28日の早朝に気がつき、すぐに救出し、動物病院に連れて行きました。
尿を出せる状態ではなく、このままでは腎不全で2、3日で死んでしまうということでした。

ぼくのなかでは、お店で青ざめた経験との因果関係はあまり信じていないのですが、
いろいろとタイミングが重なっていました。
(ちなみに、8万円もするマフラーをどこかに忘れてしまいました)

結果的にペットは九死に一生を得ることが出来、本日退院しました。
まだ全てが安心というわけではありませんが、大きなハードルは越えました。
手術が成功して良かったです。

ほんのわずかネガティブになっただけで、悲劇がわんさかやってくるのなら、
もう1時間たりとネガティブにはなれないな、と思うところですが、
たぶんこうした悲劇も仕組まれていたのだと思います。

このことを受けて、やっぱり気づきは多かったですし、
ペットとの関係性や愛情も変化しました。

なにか悲劇があると、必ず見返りがあるものです。
痛みを伴うのが、なんとも嫌なところですが、
そうして人はなにか大切なものに気づき、なにかを変えるわけです。

しかし、生命というのはすごいなと思います。
野生の中では、常に生き死にが繰り返されていて、無数の動物の痛みや苦しみも生じています。
わたしたちが食の恩恵をもらっている牛や豚や鶏らも、毎日とてつもない数が生命を途絶えさせています。
しかし、生命自体は、途方もない輝きを放っています。
ほんの呼吸を止めるだけでも、ほんの尿が出ないだけでも、心臓が動きを止めるだけでも、
生命の活動は停止ししてしまいます。

弱くてはかない存在ですが、ありとあらゆる身体の機能が働いて、生をうみだしているのです。
すごいものです。

うちのペットも、生還してくれて本当によかったと思います。
とてつもない数の動物のなかの一つの命ですが、
愛情を注ぐと、唯一無二の存在になります。