今、すんごい世間を騒がせている芸能人清水富美加の幸福の科学への出家。
まず、「出家」という言葉のもつインパクトと偏見もあり、世間も大騒ぎです。
小さい頃から、親も幸福の科学で、清水富美加も頻繁に出入りしていたなら、
別に疑念なくすんなり受け入れているでしょうね。
もちろん、周りの人がどういう反応をするかもよく知っていますし。
ネットワークビジネスとは違って、誰かを勧誘活動していたわけでもないのに、
宗教となると、「洗脳されている」「怪しい活動をしている」と見られるわけで、
世の中の偏見は確かに強いし、宗教団体もまた確かに怪しい活動をしています。
スピリチュアルの世界にいると、こうした偏見はよく感じますが、
現在では瞑想ブームだったり、江原さんや美輪さんらのテレビの露出で、
そんなに偏見をもたれなくなりましたが、宗教団体はまだまだ別ではないでしょうか。
特に幸福の科学は、勝手に有名人の霊視を本にしたり、変な映画撮ったり、
政党を作って立候補したり、笑っちゃうくらいの活動をしています。
とはいえ、芸能界の反応をみたらわかりますが、
芸能関係の人ばかりコメントしていて、ちょっとフェアじゃないですよ。
芸能関係の人は、芸能界の視点や価値観で見ています。
もちろん、ぼくも演劇をやっているので、途中降板とかがどれだけ痛いかわかります。
だけど、死にたいくらい追い詰められている人に、選択の自由なんてあるわけもなく、
事務所は売れてきた今だからこそ、バンバン仕事を入れるでしょう。
断りようがなく、逃げるか死ぬかですよね。
そんな追い詰められている人に、仕事を大量に与えて、
今度は清水富美加に責任を全部押しつけて、違約金等を全部請求しようというなら
芸能界は本当に恐いなと思います。
筋を通してほしいというのは大人の意見でしょうけど、
ここに「ゆるし」はないのかな?
「罪と罰」の世界が、顕著にここに見えるなと思います。
そうすると、愛やゆるしのある宗教組織が、ますます若い人の共感を集めそうで恐いところです。
宗教団体は、愛やゆるしを、お金や人を集める道具としても使っているので、
決して推奨は出来ないのですが、世の中にこんなにも罪と罰があふれていると
清水富美加をきっかけに、多くの人が宗教団体に興味をそそられないかちょっと心配です。
救済なんて、そんな方法でできるわけないんですけど、
救済ゲームの中に埋没して、救済を進めている気になることはできます。
そこへの没頭は、確かに洗脳されたようにも見えます。
今回の件、どのように波及していくのか、気になるところです。