後楽園駅の駅ビル「メトロM」でもらった桜の盆栽。
最初は蕾だったのですが、世間の桜のシーズンが終わった後、
少しずつ咲き始めて、遂に満開になりました。
そして、今、ほとんど散りつつあります。

桜の花が開花し、散っていく過程で、改めて自然に対して感嘆を覚えました。

まず、全ての蕾、無数の蕾を咲かせるってすごい!

隅々までエネルギーを送っているわけです。
いとも簡単に。

人間が、これだけの数のことをやろうとすると、絶対に困難ですし、
出来もまばらになるでしょう。

改めて生命の凄さを思い知りました。

そして、花を咲かせ、花粉を差し出す姿になり、
昆虫に貢献しつつ、人々の目を楽しませます

イキイキと咲き誇った、桜の花も、割とすぐに散っていくものですね。
世間ではどういうわけか、雨が降り、強風がこの時期吹きます。

それは人が、「散ってしまう」「今のうちに見なきゃ」という思いのエネルギーが
働いていると思いますが、もっとあります。
散りゆく様で人々の目を楽しませるということや、
広範囲に飛ばすことの自然的な意味があるでしょう。

なおかつ憎いのは、タイミングも絶妙なことです。
もし風や雨という自然現象のない場所だったら、
長続きはするけれど、無様にしおれていくのを見せることになるのです。

ぼくは盆栽を室内に置いていてそう感じました。
桜は、もう脱力して、花びらを散らす準備が整っているのです。

それを守るように、室内に置いておくことで、衰退を見せることになるのです。
だから、「散らせてあげなきゃ」と思い、外に移動させました。

美しく散る、花びらの形状と色合い
生命のプロセスで、どれだけの美しさを見せることでしょう。

本当に自然というものはすごいと感嘆しきりです。

自然の完璧さに感嘆