リオオリンピックが本日で閉会。
日本は41個ものメダルを取りました。

ぼくもたくさん感動させてもらいました。

「競い合う」という行為を通して、「魂の身体的発露」をしているのがスポーツというもの。
ですから、内村航平選手の言葉に現れていましたが、持てるものを出し切ったら結果はどうあれ「幸せ」になるんですね。
魂は、物理的次元の中で自分で選んだことに対して、思い切り探求し、成長し、能力を発揮したいと思っているわけです。
コントラストの世界だからこそ、競い合いができて、競い合いの中で、そうした醍醐味を体験できます。

あまりにメダルがほしくて、ドーピングしたり、
負けた強烈なバッシングや、温度差の極端な無関心に見舞われたり、
負の部分もたくさんあるんですが、感動シーンのほうが遙かに多く、オリンピックの醍醐味を味わわせてもらいました。

500年前の人から見たら、「なにをやっているんだろう?」という不思議な競技ばかりですけど、
(宇宙人が見たらもっと不思議に思うでしょうけど)
競技者にとっては、人生と命をかけて取り組んでいるもの。
本気で取り組めば取り組むほど、人間的にも成長していきますし、
改めて、なにかに没頭して励むことの大事さを感じます。

また、世界中の人たちが一同に集うという、素晴らしさもあります。
お互いに尊重し合い、交流を深め、違う価値観に触れ、健闘をたたえ合い。

人間は帰属意識を感じるので、自国のメダル獲得に対して喜びを爆発させますが、
それでも他国への理解や賞賛が今まで以上に感じられました。
次は東京でオリンピックがあるということから、世界中の人たちを迎え入れる心の準備が出来てきているようです。

競い合いだけでなく、誰かのためにメダルをという想いも様々な選手から知ることが出来ました。
吉田沙保里選手は、もう選手としての闘争心や極めたいという思いはほとんどなく、
応援してくれている人、日本中の人のため、という思いが強かったように見えます。

ぼくは、「今回は金メダルを獲れない」というインスピレーションを受け取っていたのですが、
銀メダルであるからこそ、感謝と愛を感じられる結果になったと思いますし、
後進を育てるという役割交代のきっかけになるのではと思います。
相手の選手の、吉田を倒して金メダルを取るという夢のエネルギーも大変に強かったと思います。

3年前の、オリンピック招致決定が最近のことのようですから、
4年後のオリンピックは結構早くやってきそうです。
ぼくは、スポーツではなく、芸術や教育という道を選んだ人間ですが、
4年後に向けて、選手たちがまた頑張るように、
ぼくも更に輝いていけるように内なる存在と連携して歩んでいきたいと思います。

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